皆さんは、トラベルナースという言葉を知っていますでしょうか。トラベルナースまたの名を応援ナースと呼び、人手不足の病院に契約期限つきで応援にいく働き方のことを指します。「旅行したいけど今の職場ではまとまった休み取れない」「組織に縛らず自由に働きたい」そんな人におすすめの働き方かもしれません。今回はそんなトラベルナースのメリット、デメリットも合わせて、どのような働き方なのかをご紹介します。
トラベルナースになると、一つの職場に縛られず、短期間で職場を異動して働くことになります。勤務期間は原則6か月とする場所が多く、時給も高い傾向にあります。自分の好きな観光地の近くや、興味がある地域を選んで働くことも可能なため、旅行好きな人は色々な土地を楽しめるメリットがあります。気になる地域に一時的に住み、地域の医療も応援できるというのは、なかなか面白い生き方ではないでしょうか。
トラベルナースに応募する際、期間限定の勤務であることや長距離移動の負担も考慮し、面接は電話か書類選考で済ませることが多いようです。さらに無事に採用が決まった際には、家具家電付きの住居を用意してくれたり、引っ越し費用を一部援助してくれたりと、手厚いサポートがあるケースも少なくありません。上記の内容だけを見ると、トラベルナースはなかなか魅力的な働き方のように感じるでしょう。しかし、注意点もあります。それは、豊富な経験とスキルがあってこその働き方だということです。トラベルナースを受け入れている職場は、慢性的に人員不足な場所がほとんどです。そのため即戦力になる人を募集しています。また、新しい地域で、何も分からない状態で働き始めるため、変化に対応できる柔軟性も持ち合わせている必要があります。トラベルナースが気になる人は、新しい場所に上手く馴染める素質が自分にあるかどうかを確認しておきましょう。